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2025-06-22 09:38:00
13) 柳生心眼流の免許体系5 目録までは続けてほしい
ですから最初はすなおに教わったとおりに進んでいく方が近道です。切紙くらいまでは正確に覚えることを優先させてください。自分勝手な解釈や思い込みがあると、そこに引っかかってしまいます。先生の言うことに納得できないこともあると思います。その場合は質問してかまわないと思います。それでも納得できない場合は、そのまま記憶の中にしまっておきます。私のノートにも当時はわけがわからず「何のこっちゃ」とメモしてあるところがあります。何年もたってから、「あっ!」と気づくことがあります。そういう葛藤もあとからみると良い思い出です。
ある程度習って正確にとれるようになったら自分でも工夫をしていくようにしましょう。目録くらいからはそういう時期です。相手の動きに合わせて自由に動くことができなければいけません。自分でいろいろとシュミレーションして、考えて、先生にいろいろと聞いてみてください。体のつくりも人それぞれ。相手よってもみな違う。いろいろなアドバイスがいただけると思います。
柳生心眼流に興味を持って入ってくる方には、ぜひ目録くらいまでは続けていただきたいと申し上げています。しっかりやれば2年半から3年くらいです。そうするとある程度何かあっても動けるようになりますし、何かあっても武道の心得があるという感じの動き方になります。もういいかなと思ったら、それでやめていただいて結構です。でも基本二十一箇条と活人剣の心を忘れなければ私たちはともに柳生心眼流兵法の仲間なのです。何十年もたってから、ああ、そうなんだと気づくこともあると思いますよ。